※この記事は MarketChameleon 非公式の日本語教育ガイドです。MarketChameleon 社が発行・推奨・スポンサーしているものではありません。
「今夜少し時間が取れそうだ」という日の日中に、当日の決算銘柄を素早くリストアップしてポジション候補を絞り込む、そんなニーズに応えるのがMarketChameleonの「Today’s Opportunities」機能です。この記事では、同機能を使って勝率・シャープレシオ・オプションの流動性という3つの軸から今日の決算銘柄を選別する具体的な手順を解説します。
もちろん1週間前・1ヶ月前から候補を決めておくアプローチも有効ですが、スケジュールが読みにくい方や「今日だけ集中したい」という方にとって、このツールは非常に実用的です。オプション・チェーンへのワンクリックアクセスや推奨ポジション表示など、応用的な機能もあわせて扱います。
※本記事はオプショントレード普及協会・守屋氏によるMarketChameleon解説動画をもとに作成しています。
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この記事でわかること
- 「Today’s Opportunities」へのアクセス方法と画面の見方
- 勝率・シャープレシオ・平均リターンで銘柄を絞り込む手順
- オプション・チェーンの流動性確認とクレジットスプレッドの組み立て方
- ページ遷移させずに銘柄詳細を確認するテクニック
- 「Today’s Action Strategy」アラートと戦略フィルターの活用法
ご注意
本記事はMarketChameleonの使い方を解説する目的で作成しています。掲載している銘柄・数値はすべてデモ・例示用です。投資判断はご自身の責任で行ってください。
Today’s Opportunitiesとは
MarketChameleonの「Earnings(決算)」セクションに収録されているサブページで、当日の決算発表銘柄に対してオプション戦略の過去成績データを一覧表示します。勝率(Win Rate)・シャープレシオ・平均リターン・過去データ回数などの指標が列に並んでいるため、スクリーニングをワンストップで完結させることができます。
画面の見方と主要指標
勝率(Win Rate)
過去の同戦略が何割の確率でプラスで終わったかを示す数値です。まずこの列を降順に並べ替えて、100%に近いものを上位に集めるのが最初のフィルター操作になります。
シャープレシオ(Sharpe Ratio)
「平均リターン ÷ リターンのブレ幅」を示す指標です。シャープレシオが高いほど、平均リターンが安定して再現されやすいことを意味します。勝率が同じ銘柄が複数あるとき、シャープレシオの高い方が「狙い通りになりやすい」と判断できます。動画の例では4.5前後が最高値でした。
平均リターン(Average Return)
リターンの大きさを重視する場合はこの列も参照します。「シャープレシオ4.5のものより、シャープ3.84でも平均リターン59%の方が好み」という具合に、自分のリスク許容度と照らし合わせて組み合わせを判断します。
データ件数(回数)
過去3年・最大12回分の決算データが揃っているかを確認します。データ欠損がある銘柄はその事情を確認してから判断しましょう。画面上で件数をクリックすると個別の決算履歴が展開されます。
Defined Risk / Undefined Risk
損失が限定されているか否かのフィルターです。個人投資家にはDefined Risk(損失限定型)フィルターを選択することが推奨されています。
実際の手順
- Earnings → Today’s Opportunitiesへ移動:MarketChameleonにログイン後、上部ナビの「Earnings」から「Today’s Opportunities」をクリックします。
- 勝率で降順ソート:「Win Rate」列のヘッダーをクリックして高い順に並べ替え、100%の銘柄群を上部に集めます。
- Defined Riskフィルターをオン:画面上の「Refined Risk」(Defined Risk)を選択し、無限損失リスクのある戦略を除外します。
- シャープレシオ・平均リターンで候補を絞る:上位銘柄のシャープレシオと平均リターンを見比べ、自分の方針に合う2〜3銘柄に絞り込みます。
- データ件数を確認:件数欄をクリックして過去データの充実度を確認します。欠損が多い場合は慎重に判断しましょう。
- シートアイコンで銘柄詳細を確認:銘柄名(シンボル)を直接クリックするとページ全体が遷移してしまいます。代わりにシートアイコン(詳細ポップアップ)をクリックすると、株価・出来高・オプションボリュームをページ遷移なしで確認できます。
- オプション・チェーンで流動性を確認:ポップアップからオプション・チェーンを開き、使用予定の行使価格のビッド・アスクスプレッドをチェックします。スプレッドが狭いほど(例:コール1.80〜1.90など)約定しやすいです。
- 満期ボタンで推奨ポジションを確認:Today’s Opportunities一覧のExpiration(満期)ボタンを押すと、推奨ストライク・推奨ポジション(例:50プット売り+46プット買い)がオプション・チェーン上に表示されます。
- ポジションコストを試算:表示されたビッド・アスクから中値を計算し、受け取れるプレミアム(クレジット)の合計を概算します(例:売りプレミアム2.17 − 買いコスト0.87 ≒ ネットクレジット1.30)。
- Today’s Action Strategyアラートも参照:個別銘柄ページの右上に表示される「Today’s Action Strategy Director」アラートを確認すると、一覧に出ていない追加戦略候補が表示されることがあります。
💡 活用のヒント
銘柄名を直接クリックするとスクリーニング画面から離れてしまい、戻るボタンを押してもフィルター設定がリセットされる場合があります。必ずシートアイコンを使って詳細を確認する習慣をつけると、スクリーニング作業がスムーズになります。また、戦略フィルター(Option Strategy)で自分がよく使う戦略(クレジットスプレッド・アイアン・コンドルなど)を先に指定してからソートすると、より使いやすいリストに絞り込めます。
戦略フィルターを使ったカスタムスクリーニング
Today’s Opportunitiesには「Option Strategy」フィルターが用意されており、プットクレジットスプレッド・コールクレジットスプレッド・アイアン・コンドルなど、自分が使いたい戦略に絞ってスクリーニングできます。一覧に並ぶ戦略が多すぎると感じる場合は、ここで絞り込んでから回数・シャープレシオの順でソートするとピックアップしやすくなります。
流動性チェックのポイント
決算銘柄のオプションを使う際、流動性の低い銘柄はビッド・アスクスプレッドが広く、希望価格での約定が難しくなります。以下の2点を必ず確認しましょう。
- オプション出来高(Option Volume)と平均出来高:動画の例では平均4,400に対して実績3,000以上あり、十分な流動性があると判断されました。
- ビッド・アスクスプレッドの幅:使用するストライクのスプレッドが0.10〜0.25程度であれば中値付近での約定が現実的です。0.50以上の場合はスリッページに注意が必要です。
よくある質問(FAQ)
Q. Today’s Opportunitiesで最初に行うべき絞り込み操作は何ですか。
A. 「Win Rate」列のヘッダーをクリックして勝率の高い順に並べ替え、100%に近い銘柄群を上部に集めるのが最初の操作です。あわせてDefined Risk(損失限定型)フィルターを選択し、無限損失リスクのある戦略を除外する設定が個人投資家向けの基本とされています。
Q. 勝率が同じ銘柄が複数ある場合、どの指標で優劣を判断しますか。
A. シャープレシオを参照します。これは平均リターンをリターンのブレ幅で割った指標で、数値が高いほど平均リターンが安定して再現されやすいことを示します。記事内の例では4.5前後が最高値でしたが、平均リターンの大きさを重視する判断もあり、ご自身のリスク許容度と照らし合わせてご確認ください。
Q. 銘柄詳細を確認する際に注意すべき操作はどれですか。
A. 銘柄名(シンボル)を直接クリックするとページ全体が遷移し、戻るボタンを押してもフィルター設定がリセットされる場合があります。代わりにシートアイコンをクリックすると、株価・出来高・オプション・ボリュームをページ遷移なしで確認できますので、こちらの利用をご検討ください。
まとめ
Today’s Opportunitiesは当日の決算銘柄を勝率・シャープレシオ・平均リターンで素早く選別できる機能です。Defined Riskフィルターで損失限定戦略に絞り、シートアイコンから詳細を開き、オプション出来高とビッド・アスクスプレッドで流動性を確認する流れが基本となります。
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まとめ
- 「Today’s Opportunities」は当日の決算銘柄を勝率・シャープレシオ・平均リターンで素早く絞り込める実践的なスクリーニング機能です。
- Defined Riskフィルターをオンにして損失限定戦略のみに絞るのが個人投資家向けの基本設定です。
- 銘柄詳細はシートアイコン経由で確認し、ページ遷移でフィルターがリセットされるのを防ぎましょう。
- 満期ボタンを押すと推奨ポジション(ストライク・方向)がオプション・チェーン上に表示されます。
- オプション出来高とビッド・アスクスプレッドの確認を忘れずに行い、流動性リスクを管理しましょう。
参考動画:yIdHJeHGluw(オプショントレード普及協会)
※本記事は一般的な情報提供であり、投資助言ではありません。記載は執筆時点の情報です。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。