※この記事は MarketChameleon 非公式の日本語教育ガイドです。MarketChameleon 社が発行・推奨・スポンサーしているものではありません。掲載しているスクリーンショットは操作説明の目的でのみ使用しています。

MarketChameleonのOption Chain(オプション・チェーン)は、単に各行使価格のプレミアムを確認するだけのツールではありません。コンドルやバタフライといった複合戦略を画面上で直接組み立て、満期時・満期前のペイオフカーブを視覚的に確認しながら戦略を検討できる、非常に実践的な機能を備えています。
本記事では、オプショントレード普及協会の守屋史章氏がWMT(ウォルマート)を例に解説した内容をもとに、Option Chainを使ってコンドルやバタフライ+ロングポジションの組み合わせを分析するプロの活用法を紹介します。戦略の「姿(ペイオフ)」を事前に確認してから取引に臨む習慣をつけることで、リスク管理の精度が格段に向上します。
自分が保有するロングポジションに対して保険となるオプション戦略を検討したい場面、あるいはゼロから新しい戦略を構築したい場面など、あらゆるシナリオでOption Chainは強力な武器になります。
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この記事でわかること
- Option Chain上でコンドル戦略を直接組み立てる操作手順
- バタフライ+ロングポジションを組み合わせた保険戦略の作り方
- ペイオフカーブで「満期前の姿」と「満期時の姿」を使い分ける方法
ご注意
本記事はMarketChameleonの使い方を解説する目的で作成しています。投資判断はご自身の責任で行ってください。
Option Chainはポジション構築ツールとしても使える
MarketChameleonのOption Chainは、オプションの価格・IV・Greeksを調べる調査ツールとしてだけでなく、実際の戦略を「組み立てながら検討する」プラットフォームとしても活用できます。行使価格の横にあるチェックボックスや売買の選択を使って複数のレッグを追加していくと、画面下部(またはサイドバー)にリアルタイムでペイオフグラフが描画されます。
守屋氏は「オプション・チェーンのところで最新の日付を選び、自分がこれからやりたい戦略を検討するときに使う」と説明しています。戦略をあらかじめ視覚化してから発注する—このワークフローこそが、プロトレーダーと初心者を分ける大きなポイントです。
WMTのコンドル戦略をOption Chain上で組み立てる
コンドルとは?
コンドル(Iron Condor)は、異なる4つの行使価格を使って上下両方向に利益レンジを設定するオプション戦略です。株価が一定のレンジ内に収まれば利益となり、大きく動いた場合はリスクが限定される構造を持っています。レンジ相場や低ボラティリティ局面で有効な戦略として知られています。
Option Chain上での組み立て手順
実際の手順
- 銘柄と満期日を選択する:WMTのOption Chain画面を開き、検討したい満期日(例:11月末)を選択します。「最新の日付」ではなく、戦略を保有したい期間の満期を選ぶのがポイントです。
- コンドルの4レッグを追加する:コンドルを構成する4つの行使価格(例:135付近・137付近など)をそれぞれクリックし、売り/買いの方向を指定してポジションに追加します。守屋氏は「137をして135あたりを押して」と具体的な行使価格を指定しながら操作を実演しています。
- ペイオフグラフを確認する:レッグを追加するたびにペイオフカーブが更新されます。「こういう姿でいいかな」と戦略全体の損益構造を視覚的に確認しましょう。
- 必要に応じて株価(ロングポジション)を追加する:オプションだけでなく、保有している現物株(例:WMT 100万円相当のロングポジション)も画面上に追加することができます。これにより、オプション単体ではなく「既存ポジション込みのトータルリスク」を確認できます。
- 満期前の姿も確認する:グラフの表示を「満期時」から「現在日付」に切り替えることで、満期を迎える前の中間的な損益カーブも確認できます。これが守屋氏の言う「満期の姿じゃなくてこのように」という操作に対応しています。
バタフライ+ロング株の保険戦略を検討する
守屋氏が動画内で示したもう一つのシナリオが、「ロングポジションに対する保険としてのバタフライ」です。例えばWMTを100万円分保有している場合、下落局面のリスクをヘッジするために、やや株価下方にバタフライを組みます。
具体的なイメージは次の通りです。
- 現物株:WMTロングポジション(上昇は素直に取りたい)
- オプション:株価が下落したときにプロテクションが効くよう、行使価格133〜130〜120のバタフライを構築
- 組み合わせると:「下落ゾーンでは保険がきく、上昇はロングでそのまま取れる」というペイオフカーブが完成する
守屋氏は「よくバタフライとロングってあったりする。ちょっとだけ下のバタフライ組んでロング当てるというのは戦略としてよくある」と述べており、こうした複合戦略の検討にOption Chainが非常に役立つことを強調しています。
💡 活用のヒント
バタフライの中央(ボディ)の行使価格は、下落した場合に「最大利益を得たい価格帯」に設定するのが基本です。MarketChameleonのOption Chain上でレッグを調整しながらペイオフカーブをリアルタイムで確認できるので、「少し動かしたらどうなるか」を素早く試すことができます。行使価格を一つずつ変えながら、自分のリスク許容度に合う形を見つけましょう。
Option Chainの過去データも戦略検討に活用する
MarketChameleonのOption Chainには、過去の価格データや過去のIVデータが豊富に蓄積されています。現在の戦略を組み立てるだけでなく、「過去の同じ時期にこの戦略を組んでいたらどうなったか」という参考情報としても活用できます。
守屋氏は「過去のデータいっぱいありますから、ぜひこれを使って戦略の検討、どんな姿するのかということを使えるということをぜひ押さえてください」と締めくくっており、Option Chainが単なるデータ参照ツールを超えた、戦略立案の総合プラットフォームであることを強調しています。
よくある質問(FAQ)
Q. Option Chainではどのような戦略を組み立てられますか。
A. コンドルやバタフライのような複数レッグの複合戦略を、行使価格ごとに売買の方向を指定しながら画面上で直接構築できます。レッグを追加するたびにペイオフグラフがリアルタイムで更新されるため、発注前に損益構造を視覚的に確認できます。
Q. 保有している現物株を含めたリスクも確認できますか。
A. 現物株の買い建てを画面上のポジションに追加できるため、オプション単体ではなく既存保有を含めたトータルの損益カーブを確認できます。記事では、WMTの現物保有に対して行使価格133〜130〜120のバタフライを保険として組み合わせる例が紹介されています。
まとめ
MarketChameleonのOption Chainは、コンドルやバタフライを画面上で組み立ててペイオフカーブを確認できる戦略検討ツールです。現物株を加えたトータルリスクの可視化や、満期時と満期前の姿を切り替えた確認も行えるため、発注前の検討にご活用ください。
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まとめ
- Option Chainはコンドル・バタフライなどの複合戦略を画面上で直接組み立て、ペイオフカーブをリアルタイムで確認できる戦略検討ツールとして使える
- 現物株(ロングポジション)をポジションに追加することで、オプション単体ではなく「既存保有込みのトータルリスク」を視覚化して保険戦略を設計できる
- 「満期時の姿」と「満期前の姿」を切り替えて確認することで、より現実に近い損益シナリオを把握した上で戦略を実行できる
参考動画:【無料オンラインサロン】マーケットカメレオンを使いWMTのコンドルを分析できるOption Chainの使い方(オプショントレード普及協会)