Market ChameleonのOption Chain「IV Skew」タブの使い方|前日比でスキューの変化を読む

※この記事は MarketChameleon 非公式の日本語教育ガイドです。MarketChameleon 社が発行・推奨・スポンサーしているものではありません。掲載しているスクリーンショットは操作説明の目的でのみ使用しています。

オプションのIVは1日単位でも動きますが、前日の数値を控えて手計算で比べるのは現実的ではありません。

Market ChameleonのOption Chain画面にある「IV Skew」タブは、当日と前営業日のIVスキューを1枚のグラフに重ねて比較できる画面です。本記事では、SPYの実データを用いて、スキューが縮んだか広がったかを読み取る手順をご紹介します。

この記事でわかること

  • Option Chainの「IV Skew」タブがどこにあるか
  • 当日・前営業日の2本線グラフの読み方
  • スキューが「縮んだ」「広がった」を判断する見方
  • 使う際の注意点

IV Skewタブの場所

Market Chameleonで銘柄(例: SPY)を検索し、「OPTIONS」→「Option Chain」を開きます。Option Chain画面の上部には「Volume」「Open Interest」「Stock Volatility」「Key Trades」「Most Active Options」「Implied Volatility」と並んで「IV Skew」タブがあり、これをクリックすると通常のオプション・チェーン表の上に、権利行使価格別のIVスキュー・グラフが表示されます。

Market ChameleonのOption ChainページのIV Skewタブ画面
Option Chain画面上部のタブから「IV Skew」を選ぶと、当日と前営業日のIVスキューを重ねて表示できる

グラフは選択している満期(画面左上の「Select Expiration」で切り替え可能)のスキューを、当日(青線)直近営業日の終値時点(赤線・凡例に日付が表示される)の2本で重ねて描画します。

実際の読み方(SPYの例)

SPYの当日(青線)と前営業日(赤線)のインプライド・ボラティリティ・スキューの比較グラフ
青線が当日、赤線が前営業日(7月16日)。権利行使価格帯全体で青線が赤線より下にあり、スキューが前日より縮んだことを示す

この例では、SPYの2026年7月17日満期について、当日(青線)が前営業日7月16日終値時点(赤線)よりもグラフ全体を通して下に位置しています。つまり、権利行使価格帯全体でIVが前日より低下し、スキューそのものが縮んだことを意味します。Compare Expirationsタブの満期一覧でもこの満期のATM IVが「前日比 -22%」と表示されており、この2本線グラフの位置関係と整合しています。

逆に、もし青線が赤線より上にあれば、その権利行使価格帯でIVが前日より上昇した(プロテクションのコストが上がった、あるいは需給が強まった)ことを示します。特に片側だけ青線が上に飛び出している場合は、その方向(下側のプットか上側のコールか)だけ需給が偏って変化したサインとして見ることができます。

使う前に知っておくこと

  • 比較対象は「直近の取引があった営業日」であり、必ずしも暦上の前日とは限りません(休場・データ欠落時はさらに前の日になります)。凡例の日付表示を必ずご確認ください。
  • 表示データには15分の遅延があります。発注前は証券会社側の気配値で必ずご確認ください。
  • 1日分の変化だけを見て売買判断をするのは危険です。Compare Expirationsタブで他の満期の動きと突き合わせ、その変化が全体的なものか、その満期だけの局所的なものかを確認することをおすすめします。

1点だけの数値を見て「高い」「安い」と判断するより、前日との差分を可視化してから判断する方が、変化の理由を考えやすくなります。IV Skewタブは、その差分を数クリックで見せてくれる画面です。

よくある質問(FAQ)

Q. 比較対象の「前営業日」は必ず昨日ですか?
A. いいえ。比較対象は「直近で取引があった営業日」です。休場やデータ欠落があるとさらに前の日になります。グラフの凡例に表示される日付を必ずご確認ください。

Q. 青線が赤線より上にあると何を意味しますか?
A. その権利行使価格帯でIVが前日より上昇した=プロテクションのコストが上がった、あるいは需給が強まったことを示します。片側だけ飛び出している場合は、その方向(下側プットか上側コール)だけ需給が偏って変化したサインとして見られます。

まとめ

当日と前営業日のスキューを2本線で重ね、IVが1日で「縮んだ」「広がった」を権利行使価格ごとに見る画面です。より基本的な画面の見方はMarket Chameleonの使い方(最初に見る画面)、ツール全体の地図は使い方【全体マップ】も合わせてどうぞ。

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※この記事は投資助言ではなく、根拠ある情報提供として書いています。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

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