※この記事は MarketChameleon 非公式の日本語教育ガイドです。MarketChameleon 社が発行・推奨・スポンサーしているものではありません。掲載しているスクリーンショットは操作説明の目的でのみ使用しています。

MarketChameleon(マーケットカメレオン)のスクリーニング機能を使いこなすことで、過去の統計データに基づいた銘柄選定が可能になります。本記事では、オプショントレード普及協会の守屋史章氏によるライブ解説をもとに、イベントドリブン戦略と配当貴族銘柄スクリーニングの実践的な手順をご紹介します。
MarketChameleonは英語UIの有料ツールですが、その分析精度と情報量は他のツールと一線を画します。特に「過去の同時期にどのような値動きをしたか」を定量的に確認できるイベントドリブンスクリーニングは、オプション戦略を組む際の強力な根拠となります。本記事では、守屋氏が実際に設定している条件値をそのまま再現できるよう、具体的なパラメータとその意味を丁寧に解説しています。
なお、本記事で紹介するスクリーニング条件はあくまで「過去データの統計」であり、将来のパフォーマンスを保証するものではありません。実際のトレードへの応用は、オプションの基礎知識を習得した上で、各自の判断と責任のもとで行ってください。
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この記事でわかること
- MarketChameleonのトップページに表示されるオプション推薦情報の読み方
- イベントドリブンスクリーニングの具体的な条件設定(勝率・平均リターン・シャープレシオ)
- 配当貴族(アリストクラッツ)銘柄を利回り順に並べるベスト・デイビット機能の使い方
ご注意
本記事はMarketChameleonの使い方を解説する目的で作成しています。紹介するスクリーニング結果は過去データに基づくものであり、将来の利益を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。米国株オプション取引では差し入れた証拠金を超える損失が生じる場合があります。
MarketChameleonのトップページを読み解く
MarketChameleonにログインすると、最初のページにはその日注目すべきオプション取引のアイデアが自動的に表示されます。このセクションでは、ブリッシュ(上昇)・ベアリッシュ(下落)それぞれの機会がカード形式で並んでいます。
表示されるオプション情報の例
例えばファイザー(PFE)の場合、以下のような情報が表示されます。
- ポジション:54ドルのプットを売り、53ドルのプットを買うブル・プット・スプレッド
- 受取クレジット:0.39ドル(100倍して39ドル)
- 最大損失:1ドル幅のスプレッドからクレジットを差し引いた61ドル
- ホイールド(Yield):最大損失61ドルに対する39ドル=約63.9%
MarketChameleonにおける「ホイールド(Yield)」とは、最大損失に対する最大利益の割合を指します。この数字が大きいほど、リスクに対するリターンが大きい設計になっています。
NVIDIAの例では「310ドルの最大損失に対して190ドルのクレジット受取=62.3%のリターン」といった形で、各銘柄のリスク・リワード比率が一目でわかるよう表示されます。また、勝率(Win Rate)や過去のパフォーマンスもあわせて確認できます。
スクリーニング機能の全体像
MarketChameleonのメインメニューにある「Stocks(ストックス)」セクションには、複数のスクリーニングツールが用意されています。守屋氏が特に活用を推奨しているのが、以下の2つです。
- Event Driven(イベントドリブン):季節性・特定イベント前後の値動きパターンを分析
- Best Dividend(ベスト・デイビット):配当貴族銘柄を利回り順に抽出
イベントドリブンスクリーニングの実践手順
イベントドリブンスクリーニングは、「特定の時期・イベント前後に、過去どのような値動きをしてきたか」を統計的に確認できる機能です。例えばクリスマス前後に株価が上昇しやすい銘柄を探したり、決算前後の動きを分析したりといった用途に活用できます。
実際の手順
- 「Stocks」→「Event Driven」を選択:スクリーニング画面を開きます。
- タイミングを「Right Before Event(イベント直前)」に設定:これからすぐに起こるイベントを対象にする場合に選択します。
- ETFフィルター(In ETF)を設定:
- ダウ30銘柄のみ → DIA
- S&P500銘柄から選ぶ → SPY
- ナスダック上位100銘柄 → QQQ
- すべての銘柄を対象にする → 全選択(ALL)
- イベントタイプを選択:決算・配当・季節性など様々なイベントから選べます。特定のこだわりがなければ「全選択」でもかまいません。
- 過去のサンプル数(回数)を「10回以上」に設定:2〜3回の実績では信頼性が低いため、最低10回以上のデータがある銘柄を対象にするのが守屋氏の推奨です。
- 勝率(Win Rate)を「90%以上」に設定:過去データで9割以上の確率で成功しているイベントを絞り込みます。
- 平均リターン(Average Return)を「10%以上」に設定:勝率が高くてもリターンが小さい取引を除外します。
- シャープレシオ(#0勝 / Sharp Ratio相当)を「1以上」に設定:リターンをリスク(標準偏差)で割った指標。1以上であればリスクとリターンのバランスが比較的良好と判断できます。
- Win Rateの列を「高い順」に並び替え:列ヘッダーをクリックすることで、勝率の高い順にソートできます。
スクリーニング結果の見方
条件を設定してスクリーニングを実行すると、例えば以下のような結果が表示されます。
- 勝率100%・平均リターン20%・最大リターン44%:12月23日にポジションを取り、1月6日に手仕舞いするパターンが過去10回以上すべてで成功している銘柄
- 「12月9日エントリー・12月23日イグジット」:過去データでこの期間のパフォーマンスが優れていた銘柄
💡 活用のヒント
イベントドリブンスクリーニングで見つけた銘柄は、株の現物買いだけでなく、オプション戦略にも応用できます。上昇トレンドが期待できる銘柄にはコールオプションの買いやキャッシュセキュアードプット、下落が続く銘柄にはベアコール・スプレッドなど、方向性に合わせた戦略を組み合わせるのが守屋氏のアプローチです。ただし、過去データはあくまで参考であり、必ずオプションの基礎知識を習得した上で活用してください。
配当貴族(アリストクラッツ)スクリーニングの活用法
「Stocks」→「Best Dividend(ベスト・デイビット)」では、配当貴族銘柄を利回りの高い順に一覧表示できます。高配当株投資や、カバード・コール・CSP(キャッシュセキュアードプット)のターゲット銘柄選定に役立ちます。
配当貴族(アリストクラッツ)とは
アリストクラッツとは、S&P500構成銘柄のうち25年以上連続して増配を続けている銘柄群です。明確な要件が設けられており、財務的な安定性が高いとされています。
⚠️ 利回りの高い銘柄には注意が必要
利回りが高い銘柄の中には、株価が下落したことで相対的に利回りが高く見える場合があります。スクリーニング結果だけを見て判断せず、財務状況や業績もあわせて確認することが重要です。
実際の手順(まとめ)
- MarketChameleonにログイン:有料プランでは全機能を利用できます。
- 「Stocks」→「Event Driven」を開く:イベントドリブンスクリーニング画面へ。
- 基本フィルターを設定:タイミング「Right Before Event」、ETF対象(DIA/SPY/QQQ/ALL)、イベントタイプを選択。
- 統計フィルターを設定:サンプル数10回以上、勝率90%以上、平均リターン10%以上、シャープレシオ1以上。
- Win Rate降順でソート:列ヘッダーをクリックして並び替え。
- 結果を精査する:エントリー・イグジット時期、過去の最大リターン・最大損失を確認し、自分の戦略に合う銘柄を選ぶ。
- オプション戦略に応用する:上昇期待ならコール買い・CSP、下落期待ならプット買い・ベアコール・スプレッドなどを検討。
よくある質問(FAQ)
Q. イベントドリブン・スクリーニングではどのような条件を設定しますか。
A. 記事で紹介している基本条件は、過去のサンプル数10回以上、勝率90%以上、平均リターン10%以上、シャープレシオ1以上です。設定後にWin Rateの列を高い順に並び替えることで、優位性の高い銘柄と時期を確認しやすくなります。
Q. 配当貴族(アリストクラッツ)とはどのような銘柄ですか。
A. S&P500構成銘柄のうち25年以上連続して増配を続けている銘柄群を指し、Best Dividend機能で利回りの高い順に一覧できます。ただし株価下落により利回りが高く見える場合もありますので、財務状況や業績も必ずご確認ください。
まとめ
イベントドリブン・スクリーニングは「サンプル10回以上・勝率90%以上・平均リターン10%以上・シャープレシオ1以上」を基本条件として銘柄と時期を絞り込みます。結果は過去データであり、将来のパフォーマンスを保証するものではない点にご留意ください。
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まとめ
- MarketChameleonのイベントドリブンスクリーニングでは「サンプル10回以上・勝率90%以上・平均リターン10%以上・シャープレシオ1以上」を基本条件として設定することで、統計的に優位性の高い銘柄・時期を絞り込める。
- スクリーニング結果はあくまで過去データであり、将来を保証するものではない。オプション戦略への応用には、オプションの基礎知識の習得が前提となる。
- 配当貴族スクリーニング(Best Dividend)は高配当株投資やCSP・カバード・コールの銘柄選定に活用できるが、利回りの高さだけで判断せず財務内容の確認が必要。