※この記事は MarketChameleon 非公式の日本語教育ガイドです。MarketChameleon 社が発行・推奨・スポンサーしているものではありません。掲載しているスクリーンショットは操作説明の目的でのみ使用しています。

MarketChameleonには、さまざまな条件で株を絞り込める「Stock Screener(ストックスクリーナー)」機能が搭載されています。株価レンジやテクニカルトレンドの方向性、さらにはオプション戦略の勝率まで条件として指定できるため、エントリー候補の銘柄を効率的に探し出すことが可能です。
本記事では、オプショントレード普及協会の守屋史章氏による解説動画をもとに、Stock Screenerの基本的な使い方から、実際のオプション戦略への応用方法までを体系的にまとめています。「どの銘柄でオプションを組むか迷っている」という方に特におすすめの内容です。
株価フィルター・移動平均線によるトレンド判定・ストラドル戦略の勝率スクリーニングという3つの切り口を組み合わせることで、自分の戦略に合った銘柄候補をスピーディーに絞り込めるようになります。
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この記事でわかること
- 株価レンジ(例:100ドル未満)でのフィルタリング方法
- 移動平均線を使ったアップトレンド/ダウントレンド銘柄の絞り込み方
- ストラドル戦略で勝率90%超の銘柄をスクリーニングする手順
- 期待値とマーケットプライスの比較による売り優位銘柄の見つけ方
- 損益分岐点の確認方法と実戦への活かし方
ご注意
本記事はMarketChameleonの使い方を解説する目的で作成しています。投資判断はご自身の責任で行ってください。
Stock Screenerとは何か
MarketChameleonのStock Screenerは、株価・テクニカル指標・オプション関連データなど多彩な条件を組み合わせて銘柄を絞り込めるフィルタリングツールです。通常のスクリーナーは株価や時価総額などの基本指標に留まることが多いですが、MarketChameleonではオプション戦略の勝率や期待値まで条件に含められる点が大きな特徴です。
守屋氏は「いっぱい指標を見ても何が正しいかわからなくなる」と指摘したうえで、自分のオプション戦略に直結する条件だけに絞って使うことを推奨しています。情報過多にならないよう、目的に応じた絞り込みが実践のカギです。
フィルター①:株価レンジで絞り込む
最初のフィルターとして活用できるのが株価(Stock Price)の上限・下限設定です。守屋氏は「100ドル以上の株は扱うのがしんどいから、100ドル未満の株を選ぶ」という例を示しています。
オプションの場合、株価が高いほど1オプションあたりのプレミアムも大きくなりますが、その分必要資金やリスク管理の難易度も上がります。自分の資金規模やリスク許容度に合わせて、まず株価レンジを設定することが銘柄選定の第一歩です。
設定のポイント
- 「Price」フィルターで上限を設定(例:100ドル未満)
- 流動性を確保するために下限も設定するのがおすすめ(例:10ドル以上)
- オプションボリュームが十分な銘柄に絞ることで、スプレッドが広すぎる銘柄を除外できる
フィルター②:テクニカルインジケーターでトレンドを判定する
次に活用できるのが、「Technical Indicators(テクニカルインジケーター)」フィルターです。ここでは移動平均線をベースにしたシンプルなトレンド方向を条件として指定できます。
アップトレンド銘柄の探し方
テクニカルインジケーターのフィルターで「Up Trend(アップトレンド)」を選択すると、現在上昇基調にある銘柄の一覧が表示されます。上昇トレンドが継続すると見込む場合は、クレジット・プット・スプレッドやデビットコール・スプレッドなど、強気(ブリッシュ)のオプション戦略との相性が良くなります。
ダウントレンド銘柄の探し方
「Down Trend(ダウントレンド)」を選択すると、下落基調にある銘柄が抽出されます。守屋氏は、このフィルターで出てきた銘柄に対して次のような戦略の選択肢を示しています。
- 下落トレンドが継続すると見るなら → デビットプット・スプレッドやクレジットコール・スプレッドでベアリッシュに組む
- 下落トレンドが終わると見るなら → 反転を想定したブリッシュ戦略を検討する
💡 活用のヒント
トレンドフィルターはあくまでも「方向の仮説」を立てるための補助ツールです。「ダウントレンドだから売る」と機械的に判断するのではなく、その後に「トレンドが続くかどうか」を自分なりに判断してから戦略を選ぶ流れを守屋氏は推奨しています。
フィルター③:ストラドル戦略の勝率でスクリーニングする
MarketChameleonのScreenerにはストラドル(Straddle)専用のスクリーニング機能も搭載されています。これは特定の満期日・条件下でストラドルを売った場合の過去の勝率を基準に銘柄を絞り込むものです。
勝率90%超の銘柄を探す手順
実際の手順
- 満期日を指定する:画面上の日付フィルターで対象の満期(例:12月17日)を選択する
- オプションボリュームの条件を設定する:流動性を確保したい場合は最低ボリュームを設定。守屋氏の例では「Any(何でもOK)」で広く検索
- 勝率フィルターを設定する:「Win Rate(勝率)」の条件に「90%以上」を入力する
- 対象インデックスや銘柄タイプで絞る:守屋氏はS&P500構成銘柄に絞った例を紹介。候補が少数に絞られる
- 表示された銘柄のAnnouncementsタブを確認する:過去のアーニングス前後の動きと期待値が表示される
期待値とマーケットプライスの比較で「売り優位」を判断する
スクリーニングで表示された銘柄の詳細ページでは、過去データから算出された「期待値(Expected Move)」と現在の「マーケットプライス(Market Price)」を並べて確認できます。守屋氏は動画の中で次のような判断基準を示しています。
- 期待値(過去の実績ベース):例)5.31ドル
- 現在のマーケットプライス:例)11.5ドル
マーケットプライスが期待値を大幅に上回っている場合、現在のオプションプレミアムは「過去の実績と比べて割高」な状態を示しています。これはボラティリティが高まっているためであり、ショート(売り)側のポジションが有利になる可能性があることを示唆します。
⚠️ 注意点
守屋氏は「最近相場が荒れているためボラティリティが高いだけの可能性もある」と補足しています。このデータはあくまで過去の統計に基づくものであり、相場環境が変化している局面では機械的な判断は禁物です。
損益分岐点を確認してリスク管理に活用する
スクリーナーの結果一覧では、各銘柄のポジションを取った場合の損益分岐点(ブレークイーブンポイント)も確認できます。守屋氏の例では、ある銘柄(NTES)について次のように表示されていました。
- 下側の損益分岐点:88.51ドル(これを下回ると損失発生)
- 上側の損益分岐点:111.51ドル(これを上回ると損失発生)
これらの数字を事前に把握しておくことで、「株価がここまで動いたらポジションを見直す」という具体的なリスク管理ラインを設定できます。損益分岐点の確認はオプション戦略において不可欠なプロセスであり、Screenerから直接アクセスできるのはMarketChameleonの大きな利点です。
💡 活用のヒント
スクリーナーで絞り込んだ銘柄を、さらにMarketChameleonの「Earnings(アーニングス)」ページや「IV(インプライド・ボラティリティ)」ページで深掘り確認する流れが実践的です。Screenerはあくまで「入り口」として使い、個別銘柄の詳細分析に進む習慣をつけましょう。
よくある質問(FAQ)
Q. Stock Screenerが一般的なスクリーナーと異なる点はどこですか。
A. 株価や時価総額といった基本指標に加えて、オプション戦略の勝率や期待値まで条件に含められる点が特徴です。ただし指標を増やしすぎると判断が難しくなるため、自分のオプション戦略に直結する条件だけに絞って使うことが推奨されています。
Q. ストラドル戦略の勝率で銘柄を絞り込む手順を教えてください。
A. 満期日を指定し、オプション・ボリュームの条件を設定したうえで、「Win Rate(勝率)」に90%以上を入力します。さらに対象インデックスや銘柄タイプで絞り込み、記事ではS&P500構成銘柄に限定した例が紹介されています。表示された銘柄のAnnouncementsタブで、過去の決算前後の動きと期待値をご確認ください。
Q. 期待値とマーケットプライスの比較は何を示しますか。
A. マーケットプライスが期待値を大幅に上回っている場合、現在のオプション・プレミアムが過去の実績と比べて割高な状態を示し、売り側のポジションが有利になる可能性があります。ただし相場が荒れてボラティリティが高いだけの可能性もあり、相場環境が変化する局面での機械的な判断はお避けください。
まとめ
Stock Screenerは株価レンジ・トレンド方向・ストラドル勝率といった条件を組み合わせて候補銘柄を効率的に絞り込む機能です。期待値とマーケットプライスの乖離で売り優位かを確認し、一覧から損益分岐点まで把握できるため、入り口のスクリーニングとリスク管理ラインの設定に適しています。
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まとめ
- Stock Screenerでは「株価レンジ」「トレンド方向」「ストラドル勝率」など複数の条件を組み合わせて銘柄を効率的に絞り込める
- ダウントレンド銘柄にはデビットプット・スプレッドやクレジットコール・スプレッドなどベアリッシュな戦略を組み合わせるのが基本的なアプローチ
- 期待値とマーケットプライスの乖離を確認することで、売り優位な局面かどうかを統計的に判断できる
- スクリーナー一覧から損益分岐点を直接確認できるため、リスク管理ラインの設定が容易になる
- フィルター条件は「自分の戦略に必要なものだけ」に絞ることが重要。情報過多を避けて実践に活かす