Market Chameleonのブルプットスプレッド取引アイデアの使い方|銘柄別に理論的エッジと過去勝率で絞り込む手順

※この記事は MarketChameleon 非公式の日本語教育ガイドです。MarketChameleon 社が発行・推奨・スポンサーしているものではありません。掲載しているスクリーンショットは操作説明の目的でのみ使用しています。

緩やかな上昇や横ばいを見込むとき、どのストライクでプット・スプレッドを組むかを毎回ゼロから考えるのは、負担の大きい作業です。

Market Chameleonの「Bull Put Spread Trade Ideas(ブル・プット・スプレッド取引アイデア)」は、特定の銘柄について、理論値より有利な価格で組めるプット・スプレッドの候補を自動で提示する画面です。本記事では、AMZN(アマゾン)を例に、2つの候補カードの読み方と絞り込みの手順をご紹介します。

この記事でわかること

  • ブル・プット・スプレッドとはどんな戦略か(プットを売って、さらに安いプットを買う)
  • Option Trade Ideasが候補を絞り込むときの2つの軸(理論的エッジ/過去の勝率)
  • 候補カードの読み方(市場価格・理論値・エッジ・勝率・ストライク・有効期限)
  • 「エッジが大きい」候補を鵜呑みにしないための注意点

ブル・プット・スプレッドとは

ブル・プット・スプレッド(Bull Put Spread)は、権利行使価格が高めのプットを売り、同時に権利行使価格が低めのプットを買う戦略です。株価が横ばい〜上昇すれば、受け取ったプレミアム(クレジット)がそのまま利益になります。売ったプットと買ったプットの差額分しか損失が出ない構造なので、最大損失があらかじめ決まっているのが特徴です。

Market ChameleonのAMZN銘柄ページ上部。株価・プレマーケット・出来高などの基本情報
Market ChameleonのAMZN銘柄ページ上部。株価・プレマーケット・出来高などの基本情報

画面の開き方

Market Chameleon で対象銘柄(この記事の例ではAMZN)のページを開き、左メニューの「オプション」→「トレードアイデア」を選びます。画面上部の「戦略を選択する」ドロップダウンで「ブル・プット・スプレッド[クレジット]」を選ぶと、候補カードが表示されます。

AMZNのブル・プット・スプレッド取引アイデア画面全体
AMZNのOption Trade Ideas(ブル・プット・スプレッド)画面

2つの候補カードの意味

Option Trade Ideasは、同じ戦略でも異なる2つの軸で最適化した候補を並べて見せてくれます。

2つのブル・プット・スプレッド候補カード。市場価格・理論値・理論的エッジ・過去の勝率・有効期限・ストライクが並ぶ
候補カードの比較。市場価格と理論値の差(エッジ)・過去の勝率・ストライクが一覧できる

① 理論上の優位性+勝率70%で最高

市場価格(クレジット)と理論値(Theoretical Value)の差である理論的エッジを重視しつつ、過去の勝率が70%を下回らない範囲で最も条件が良い候補です。「割安さ」と「実績」のバランス型と考えるとよいでしょう。

② 満期時フラット+エッジ10%

もう一方は、満期時点で株価が横ばい(フラット)でも成立し、かつ理論的エッジが10%以上ある候補です。株価がほぼ動かないシナリオでも利益が出るかを重視した見方です。

2枚のカードにはそれぞれ、市場価格[クレジット]理論値理論的エッジ(%)過去の勝率(%)有効期限とストライクが並びます。理論値より市場価格(受け取れるクレジット)が高いほど、理論的エッジはプラスに大きくなります。

実際の候補の読み方

例えば動画内の実演例では、Nov 15満期・180/182.5 PUTのブル・プット・スプレッドで、受取クレジット$0.90に対し理論値は$0.52、理論的エッジ23.5%、過去の勝率81%という候補が示されていました。「理論値より市場が高く売れている=理論的に割安に組めている」候補、という読み方です。

ただし市場データはリアルタイムに更新されるため、実際にページを開いたときの銘柄・満期・ストライク・数値は変わります。カード下部の「オプション・チェーン」ボタンを押せば、そのストライクの詳細な気配値(bid/ask)やデルタをオプション・チェーン画面で確認できます。

使う際の注意点

使う前に知っておくこと

  • 「理論的エッジが大きい」=「儲かる保証」ではありません。 理論値は過去の値動き(ボラティリティ)から逆算した目安であり、将来を約束するものではない。
  • 「過去の勝率」も同様です。 決算やニュースなど個別要因で、次回の結果は過去のパターンと大きく変わることがあります。
  • ブル・プット・スプレッドは最大利益が受取クレジットに限定される一方、最大損失もストライクの差額に限定されています。損益の上限・下限を自分で計算してから発注しましょう。
  • 表示データには15分の遅延があります。実際に発注する価格は必ず証券会社側でご確認ください。

候補を機械的に並べてくれるのは大きな助けですが、最後に「なぜこの銘柄が横ばい〜上昇すると思うのか」を自分の言葉で説明できるか。そこまでやって初めて、このツールは活きてきます。

よくある質問(FAQ)

Q. 2枚の候補カードはどちらを選べばいいですか?
A. 用途が違います。「勝率70%+理論的エッジ重視」は割安さと実績のバランス型、「フラット+10%エッジ」は株価がほぼ動かないシナリオでも利益が出るかを重視した型です。相場観に合う方を選び、必ずオプション・チェーンで実際の気配値をご確認ください。

Q. 表示されている数値(クレジット・エッジ・勝率)はそのまま発注できますか?
A. できません。市場データはリアルタイムに動くため、開いた時点で銘柄・満期・ストライク・数値は変わります。カード下部の「オプション・チェーン」ボタンで実際のbid/askを確認してから判断してください。

まとめ

最大損失があらかじめ決まったブル・プット・スプレッドを、理論的エッジと過去勝率の2軸で自動的に候補出ししてくれるのがOption Trade Ideasです。より基本的な画面の見方はMarket Chameleonの使い方(最初に見る画面)、ツール全体の地図は使い方【全体マップ】も合わせてどうぞ。

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※この記事は投資助言ではなく、根拠ある情報提供として書いています。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

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