Market Chameleonの「IV vs HV」の使い方|今のインプライド・ボラティリティは高いか安いかを数値で確認する

Market ChameleonのIV vs Historical Volatilityページ画面(AAPL)

※この記事は MarketChameleon 非公式の日本語教育ガイドです。MarketChameleon 社が発行・推奨・スポンサーしているものではありません。掲載しているスクリーンショットは操作説明の目的でのみ使用しています。

「今のIV(インプライド・ボラティリティ)は高いのか、それとも普段どおりなのか」——オプションを売買する前に必ず気になるポイントです。Market Chameleonの「IV vs HV」ページは、この問いに数値で答えてくれるツールです。

本記事では、AAPLの実データを使って、現在のIVをパーセンタイル・実現ボラティリティ(HV)と比較する手順をご紹介します。

この記事でわかること

  • IV vs HVページへのアクセス方法
  • IVパーセンタイルランクの読み方
  • IVと20日・252日の実現ボラティリティ(HV)を比較する方法
  • 「Summary IV vs HV」表をひと目で使う方法

IV vs HVページとは

Market Chameleonで銘柄(例: AAPL)を検索し、左メニューの「VOLATILITY」→「Implied Volatility」を開くと、その銘柄の現在のIV(インプライド・ボラティリティ)を複数の基準と比較できるページが表示されます。

Market ChameleonのIV vs Historical Volatilityページ画面(AAPL)
VOLATILITY → Implied Volatilityで、現在のIVをパーセンタイル・20日HV・252日HVと比較できる

IVパーセンタイルランクの読み方

ページ上部の「AAPL IV Percentile Rank」では、現在のIV(この例ではIV30が30.2)が過去1年のレンジの中で何パーセンタイルに位置するかを示します。この例では97%パーセンタイル、つまり「過去1年のうち97%の期間は、今よりIVが低かった」という意味になり、現在のIVがかなり高い水準にあることが分かります。また、20日移動平均(26.6)と比べても+13.6%高く、IVが上昇トレンドにあることも読み取れます。

IVと実現ボラティリティ(HV)の比較

次の2つのセクションでは、IVを異なる期間の実現ボラティリティ(HV=実際に株価が動いた変動率)と比較します。

IV vs 20-Day HV:直近20日間の実現ボラティリティとの比較です。この例では現在のIV(30.2)が20日HV(31.4)より-3.7%低く、オプション市場は「直近の値動きよりは今後は落ち着く」と織り込んでいることになります。

IV vs 252-Day HV Divergence:252営業日(約1年)の実現ボラティリティを長期の基準として使います。この例ではIV(30.2)が252日HV(24.7)より+22.1%高く、長期的な実際の値動きに比べると、現在のIVはかなり割高な水準にあることが分かります。

「Summary IV vs HV」表をひと目で使う

ページ右上の「Summary IV vs HV」表には、IV30・20日HV・252日HVの3列が、現在値・52週平均・52週高値・52週安値の4行で並んでいます。個別の文章を読まなくても、この表だけで「今の数値が52週レンジのどのあたりにあるか」を素早く確認できます。

ページ下部の「Historical 30-Day IV and Realized Stock Volatility」チャートでは、IV30と実現ボラティリティの推移を1年・3年・5年・最大期間で切り替えて視覚的に確認できます。

AAPLの過去1年のIV30と出来高(Option Volume)を重ねたチャート
「Historical IV -vs- Realized」タブのチャート。期間は1-Year/3-Year/5-Year/Maxで切替可能

使う前に知っておくこと

  • 表示されるIVは15分遅延データです。発注直前は証券会社側の気配値を必ずご確認ください。
  • IVが「割高」に見えても、決算や重要イベントを控えている場合は、その分だけIVが高く織り込まれているのが正常な場合もあります。理由を確認せずに数値だけで判断しないようにしましょう。
  • このページは「満期による違い(IV Term Structure)」ではなく「基準となるボラティリティとの比較」を見るものです。満期ごとの違いを見たい場合は後述の関連記事もあわせてご確認ください。

よくある質問(FAQ)

Q. IVパーセンタイルとIVランクは同じですか?
A. どちらも「現在のIVが過去のレンジのどこに位置するか」を示す指標ですが、計算方法が異なる場合があります。Market ChameleonのIV Percentile Rankは、過去1年のうち現在のIVを下回っていた期間の割合を示します。

Q. IVがHVより高い状態は珍しいのですか?
A. いいえ、オプション市場では一般的にIVがHVをやや上回る「ボラティリティ・リスクプレミアム」が恒常的に存在すると言われています。差が極端に大きい・小さい場合に注目する使い方が実践的です。

まとめ

「今のIVは高いか安いか」を、パーセンタイル・直近のHV・長期のHVという3つの角度から数値で確認できるのが、IV vs HVページです。満期ごとのIVの違いを見たい場合はIV Term Structureの使い方、権利行使価格ごとの歪みを見たい場合はCompare Expirationsで複数満期のIVスキューを重ねる方法もあわせてどうぞ。

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※この記事は投資助言ではなく、根拠ある情報提供として書いています。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

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