Market Chameleonのロングコール・スクリーナーの使い方|割安な米国株コールを理論値で探す手順

Long Call Option Screenerの全体画面。Theo Value・Theo Edge・Win Rate・Probability of Touchなどの列が並ぶ

※この記事は MarketChameleon 非公式の日本語教育ガイドです。MarketChameleon 社が発行・推奨・スポンサーしているものではありません。掲載しているスクリーンショットは操作説明の目的でのみ使用しています。

株価の上昇を見込んでコールを買うときも、割高なコールを選べば、方向が当たっても利益は残りません。

Market Chameleonの「Long Call Screener(ロング・コール・スクリーナー)」は、市場に出ているコールを、実際の買値(Ask)と過去データから算出した理論値で突き合わせ、割安な候補を絞り込める画面です。本記事では、満期・理論的エッジ・理論勝率の3つのフィルタを中心に、割安なコールを探す手順をご紹介します。

この記事でわかること

  • ロング・コール・スクリーナーが何をするツールなのか(Ask価格と理論値の比較)
  • 最初に設定する3つのフィルタ(満期・理論的エッジ・理論勝率)
  • 結果テーブルの読み方(Theo Value / Theo Edge / Win Rate / Prob. of Touch)
  • 「割安に見えるコール」を鵜呑みにしないための注意点

ロング・コール・スクリーナーとは

ロング・コールは、株価が上がると見て、コールオプションを”買う”戦略です。少ない資金で大きな値上がり益を狙える一方、外れれば払ったプレミアム(オプション代金)は基本的にゼロになります。だからこそ「いくらで買うか」が勝負を分けます。

Long Call Screener は、市場に出ている大量のコールを、実際に買うときの価格(Ask=売り気配)と、過去の値動きから計算した”理論値(Theoretical Value)”を突き合わせて並べてくれます。理論値より市場価格が安ければ「割安(=理論的エッジがプラス)」の候補、という見方ができます。感覚ではなく数字で候補を絞れるのが強みです。

Long Call Option Screenerの全体画面。Theo Value・Theo Edge・Win Rate・Probability of Touchなどの列が並ぶ
Long Call Screenerの全体画面。理論値・理論的エッジ・勝率・タッチ確率などが一覧で並ぶ

画面の開き方

Market Chameleon にログインし、上部メニューの 「Options」または「Screeners」から 「Long Call Screener」 を開きます。見当たらないときは画面右上の検索窓に「Long Call」と入れるのが早いです(メニュー構成はときどき変わります)。

最初に設定する3つのフィルタ

画面上部の「Strategy Parameters」タブに絞り込み用のドロップダウンが並んでいます。まずはこの3つで十分です。

Strategy Parametersのフィルタパネル。Expiration・Theoretical Edge・Theo Win Rateを設定した状態
3つのフィルタを設定した状態(満期・理論的エッジ・理論勝率)

① 満期(Expiration)を「Next 30 days」に

Expiration のドロップダウンで「Next 30 days(今後30日以内)」を選びます。近い満期に絞ると、いま手を打てる候補だけが残ります。満期が近いほど時間の減り(時間価値の減少)が速い点は頭に入れておきましょう。

② 理論的エッジ(Theoretical Edge)を「Any Positive」に

Theoretical Edge で「Any Positive(プラスなら何でも)」を選びます。これは理論値より市場価格が安い=割安と判定されたコールだけを残す、という意味です。エッジがマイナス(割高)の候補を外すだけでも、質はぐっと上がります。

③ 理論勝率(Theo Win Rate)を「Above 40%」に

Theo Win Rate で「Above 40%」を選びます。これは過去の同じような局面で、そのコールが利益で終わった割合が40%を超えるものに絞る、という意味です。割安なだけでなく「過去そこそこ勝ててきたか」を一緒に見ます。

結果テーブルの見方

フィルタをかけて「Refresh」を押すと、条件を満たすコールだけに一覧が絞られます。見るべき列はこのあたりです。

フィルタ後の結果テーブル。Theo Edgeがプラス、Win Rateが40%超のコールに絞り込まれている
絞り込み後の結果。理論的エッジがプラス・勝率40%超のコールだけが残る
  • Theo. Value(理論値):過去の値動き分布から計算した、そのオプションの理論的な価値。
  • Theo. Edge(理論的エッジ):理論値と市場価格の差。プラスなら「理論より安く買える」候補。
  • % Win Rate(理論勝率):過去の同様の局面で利益になった割合。
  • Probability of Touch(タッチ確率):満期までの途中で一度でも損益分岐に届いた割合。満期時点だけを見る勝率より高めに出るのが普通で、途中の値動きリスクの目安になります。

列見出しをクリックすれば並べ替えできます。エッジや勝率でソートして、上から中身を見ていくのが基本の流れです。

使う際の注意点

使う前に知っておくこと

  • 「理論的に割安」は「儲かる保証」ではありません。 理論値は過去の値動きから計算した目安で、未来を約束するものではない。エッジが大きいものほど、前提(想定ボラティリティなど)が特殊なこともあるので、鵜呑みにしない。
  • ロング・コールは時間とともに価値が減る戦略です。方向が当たっても、動くのが遅ければ負けることがあります。
  • 表示データには15分の遅延があります。実際に発注する価格は必ず証券会社側でご確認ください。

数字で割安なコールを拾えるのは大きな武器ですが、最後に「なぜこの銘柄が上がると思うのか」を自分の言葉で説明できるか。そこまでやって初めて、このツールは活きてきます。

よくある質問(FAQ)

Q. 理論的エッジがプラスなら必ず儲かりますか?
A. いいえ。エッジは「過去の値動き分布から見て市場価格が割安」という統計的な目安で、将来の勝ちを保証しません。方向が外れればプレミアムは基本的にゼロになります。エッジと理論勝率、満期までの時間の減りを合わせて見てください。

Q. 満期は「Next 30 days」でないとダメですか?
A. 決まりはありません。近い満期に絞ると今動ける候補だけが残って見やすい一方、満期が近いほど時間価値の減りが速くなります。慣れてきたら満期を延ばして比較すると、自分に合う期間が見えてきます。

まとめ

「割安(理論的エッジ+)」かつ「過去そこそこ勝てている(理論勝率)」コールに数字で絞り込めるのがLong Call Screenerです。より基本的な画面の見方はMarket Chameleonの使い方(最初に見る画面)、ツール全体の地図は使い方【全体マップ】も合わせてどうぞ。

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※この記事は投資助言ではなく、根拠ある情報提供として書いています。最終的な投資判断はご自身の責任でお願いします。

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